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ふーん と、また、興味無さそうに呟いて 興味無さそうに呟いて。 「そう」 「はい」 侵入していた手がスッと抜かれて 若先生は立ち上がった。 「嘘つきはなにされても文句言えねぇからな」 ニヤリと微笑う若先生の眼 唇の端を上げて、あたしの手を引いた。 「嘘、じゃない」 引っ張られながら言ったセリフに応答はなくて 放り出されたベッドの上であたしは若先生を見上げてゴクリと唾を飲み込んだ。 男のヒトが これ程までに妖艶に見えたのは 今まで生きてきた人生の中でも初めての事だった。 「蜜、覚悟しろよ」 ドキリ、と波打った心臓がそこから猛スピードで動き出す。 ここから あたしは人生初の体験をする。 相性、というのが本当にあるという事を 目の当たりにした。
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