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はい?と山下先生に向き直ると
思いっきりニヤケ顔で。
「な、なんですか??」
「おりはらー、何、何?
どっちとそうなっちゃったわけ??」
「は?」
訝しげ~に山下先生を見て、首を傾げる。
「こんなとこに付けるなんて」
そう言って、長い綺麗な指をあたしの顎の下に滑り込ませた。
「普通だと、分かんないわなー」
クイと指で顎をあげられる。
「と、いう事は体にもついてるわね」
フフン、と鼻を鳴らしながらあたしを上から見下ろす。
「で、やっちゃったの?
大森?霧島?あ、やっぱり大森だよね??」
ウククク、と喉を詰めながら笑う山下先生は、本当に悪魔のよう。
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