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オレ様日記7
「お疲れ様でした、山下先生」
‘つ’の字型のソファーテーブルで
書き順の通りに座り始め残すところ、後は蜜と大森の到着を待つばかりで
隣のナース達は既に乾杯アルコールを頼んで、待たずに宴を始めようとしていた
器械もそれくらい先を読んで出してくれよ
その時、テーブルに向かって来た大森とその後ろ隠れるように続いた蜜を確認する
完璧に彼女にとってはアウェイだが、山下先生がいる事で不利には働かないだろう
ホラ、やっぱり隣に呼んでるし
‘折原、可愛いでしょう?
吉川くん、よく手懐けたよねぇ’
さっき、引き継ぎの時に言われたセリフを思い出した
‘だけど、あたしの方が手懐けてるんだからっ’
そっちかよ、と、思わず口をついて出た突っ込みに大笑いされた
本当に人間らしくてイイ、んだと
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