オレ様日記7

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宴の途中でオレの目が離れているのをイイ事にイチャツク2人の姿が視界の端に何度も飛び込んで来た イイ根性シテイルナ、アイツ ‘つ’の字型のソファーテーブルはちょうど、オレと両サイドの前には誰も居なくて 隣でよくもまあ、こんなに次から次へと口が動くもんだ、と感心するくらいに喋り倒し、たまにもたれ掛かるという動作を繰り返す 本当にオレにはうっとーしーだけの駒鳥 「あ、やだー、大森先生、仲良しですね~」 隣の口うるさいナースが蜜にスリ寄った大森を囃し立てる 「大森先生やーらしー」 黄色い声が飛び交う中でオレは心を沈めるためにグラスを煽る 空になったグラスには直ぐ様ワインが継ぎ足され、アルコールに困る事は無かった イライラする度に飲みたくもないアルコールを喉に流す あー、帰りてぇ 「えーすごーぃ」 「吉川先生素敵」 「ホントですかぁ」 あー、うるせぇ 水代わりに飲み始めた白ワインが3本目に差し掛かった頃、山下(最早敬省略)までもが蜜に手を出している現場を目にして イライラがピークに達する オレ、どこまで独り占めしたいワケ? フ、と薄ら笑いを浮かべて また、グラスの中身を空にした
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