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確かに‘甘い香り’と言った大森
蜜が匂い立つ、不思議な感覚は
彼女が興奮した時にしか起こり得ない
しかもその興奮は
ほぼ、eroticism,性的興奮だ
蜜が
大森に噛みつく以前に
何らかの行為で興奮したという事だ
渦がさらに螺旋形に巡り
胸焼けが広がっていく感覚
禍々しいオーラを纏うオレの視界に蜜を捕らえた
紅潮した頬も
首筋も、そして普段はしないメイクでさえオレの神経を逆撫でする
激情をうまく処理出来るように
どのアプリを使えば間に合うのか
全く分からねぇ
そして
一番分からねぇのは蜜
お前のその顔
アルコールの匂いと
そして
蜜の醸す化学物質の甘さに
こんな時でさえも、頭が痺れてくる
熟れた表情は
オレの感情をあらぬ方へと掻き乱していった
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