オレ様日記10

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確かに‘甘い香り’と言った大森 蜜が匂い立つ、不思議な感覚は 彼女が興奮した時にしか起こり得ない しかもその興奮は ほぼ、eroticism,性的興奮だ 蜜が 大森に噛みつく以前に 何らかの行為で興奮したという事だ 渦がさらに螺旋形に巡り 胸焼けが広がっていく感覚 禍々しいオーラを纏うオレの視界に蜜を捕らえた 紅潮した頬も 首筋も、そして普段はしないメイクでさえオレの神経を逆撫でする 激情をうまく処理出来るように どのアプリを使えば間に合うのか 全く分からねぇ そして 一番分からねぇのは蜜 お前のその顔 アルコールの匂いと そして 蜜の醸す化学物質の甘さに こんな時でさえも、頭が痺れてくる 熟れた表情は オレの感情をあらぬ方へと掻き乱していった
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