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オレとの久しぶりのタッグを果たした蜜を
拐った(さらった)のは言うまでも無い
もう何ヵ月も、蜜に沈んで無い事を考える
そして、今日のオペの興奮で益々刺激されたオレは
この思いの丈を一晩中蜜にぶつける運びとなる
仕事上がりの彼女を車で連れ去り
ホテルに閉じ込める
そんな蜜も、想いは同じであったと知って
余計に掻き乱された欲
‘無理だから’
そう言って、連れてきた
唇を合わせる行為でさえも
暫くは無かった状況で
今日を逃すと、またいつまで待たなきゃなんねぇか……分からない
「んっ、っぁ」
空間は、濃い色を漂わせ
響く音は色に交じって艶を出す
絡み付いた裸体は
しなやかにウネリ
より一層の纏わりを見せた
「み、つ」
「……みつ」
「蜜」
一度、どうしようもなく吐き出してしまいたい衝動にかられて
彼女の耳許に唇を寄せた
「蜜、もっと、沈んでイイ?」
囁きながらも
押し付けるように深く
自分の落ち着ける場所を探す
そのうち
何かに当たるその場所で
彼女を捕まえて、またいつものように
ゆっくりと揺れる
甘美な息遣いで
オンとオフを繰り返しながらオレを酔わせていく蜜の
艶かしく踊る様を眼下に
昂った欲の塊を熱と一緒に放出した
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