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清い、に物凄く反応する大仏
「テメ、どの口だ」
「口はここしかありませんが」
「何が清い、だ、何が!
エロい事ばっかしやがって
マーキングしてんじゃねーぞ、コラ」
「エロい気持ちでシタ訳ではありません」
あぁ、もう嫌だ。
キレる大仏とかわす釈迦。
「セックスにエロさが無いわけねーだろー!
いいかげんな事を言うんじゃない!」
どっーかーん、と放たれたそのセリフ。
「オレは毎回いたって真面目ですよ」
応戦する釈迦の唇が三日月を
綺麗に描いた。
「真面目にするなんざ、大した事やってねーな、お前
蜜をシラケさすなよ」
ハ、と短く笑い飛ばすように息を吐いた大仏にを畳むように釈迦が追い討ちをかけた。
「シラケる余裕は与えません」
いったい、何の話なんだ……。
どーなったら、こんな展開になるんだ。
ふざけてるのか、この人達。
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