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湯船の中で
悦に痙攣するあたしを抱えて続けられる
その行いは、間違いなくタブー。
意識が
歪む
だけど
溢れて止まらないのは
お互い同じで。
特に、あたしを
食め(はめ)込んだ彼の情欲は
淫を一度捨て去っただけでは
収まる筈が無い。
クタリと脱力したあたしを
バスローブに包んで、ベッドに下ろす。
「蜜、生きてる?」
顔の両側に手がつかれ
あたしを上から射抜く黒い瞳は
光の都合で
紅く
さっきよりも
艶やかで。
疼くのは
あたしがイヤらしいから……?
声を聞いただけで
視られているだけで
どうしようもなく、欲しいと思うのは
あたしがオカシイから?
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