オレ様日記14

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「蜜の言う噂の彼女、あれは 向こうで世話になってる教授の娘だ」 ベッドの背に凭れながら チラリと横目で蜜を見て 反応を確かめるも……無反応 「彼女はやけに親切で……」 ピクリと動いた左の眉毛 「オレに付きまとってくる」 微動だにしないその姿が また、なんとも言えず 微笑ましくなる 本当は先に言い訳をしなきゃいけない筈だったのに 欲に駆られて蜜を抱き そして、まだ燻る次の火種に 息を吹き掛けて大きくしようとしている たちが悪い クッと喉の奥で笑いを堪えて 早く次の一手に着手したくて また、口を開いた 「オレにとっては迷惑以外の何者でもねーけど」 そう 甚だしく、迷惑だ 「マリエには迷惑だと伝えたよ 強行手段に出やがったけどな」 また 跳ね上がった左の眉毛に 愛着を持ちながら バスローブにくるまった蜜を抱き寄せた
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