1906人が本棚に入れています
本棚に追加オレ様日記13
静かだが、ヒトの気配
脳が
蜜の来訪を悟ると
次第に興奮物質の放出を始める
あっという間だな
口角に緩くカーブを添えて
その到着を待った
微かな衣擦れの音に
ゾクリと身体を震わせて
近づいてくる気配に
息を潜めた
さっきよりもずっと強く降り注ぐ
月光に
神秘的で神々しい何かを感じずには
いられない
次の瞬間
明らかに音を立てて階段を駆け上がってきた蜜が発した一声
「涼せんせ………?」
懐かしく響いたその音に
身体の奥底が震える

最初のコメントを投稿しよう!