終章 オレ様日記 final

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蜜の身体の 奥の中心を支配して 熱り(ほとぼり)が冷めてきた頃に 這い出ると 意識も疎ら(まばら)な彼女が小さく声を上げた 「疲れた?」 頷くのも気だるいのか 瞼を閉じた事で肯定するその様子が とてもとても愛らしく オレの胸を疼かせる もう、頼むからあんまり扇情しないでくれ オレ、鬼畜ヤローみたいじゃね? いや、ある意味そうかもしれないが 誉め言葉として、取っておこう そんな 可愛らしい蜜を両手で抱えながら 眠りにつく あー、早く手の届くところに 置きたい 今まではさっぱり見えなかったビジョンが ここにきて急速に形も色も 細かな数までもが整い始めて オレにしては有り得ない そんな中に幸せを感じるように なっていた
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