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「夕べの蜜ほど痺れてねぇよ」
ちょっと、弄ってやろうと思っただけなのに
お前の濡れた姿を思い出して
後悔した
軽くオレを睨んでいる
例えばソコに
軽蔑が含まれていたとしても
関係ねぇ
「蜜、風呂行ってきて」
「は?」
唐突なフリに首を傾げる彼女に
‘今のでヤベェ事態になったから
早くオレから離れて’
布団を捲り、指を差したその先の
証拠を見せて
ニヤリと笑った
なのに
どうして、お前は
そんな顔をして、オレを
見るの?
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