おまけ オレ様日記

20/35
前へ
/37ページ
次へ
ちっとも記憶に無い癖に なんでも分かったような顔をして こんなに傷を散りばめた身体を また、これ以上どうしようって言うんだろうか 沢山の傷を撫でて 労るように ボディジェルを滑らせる その手つきは 洗体ではない 間違いなく 愛撫 クリームが二人を包み 至るところ全てに、吸い付く掌 ビリビリと痺れるような感覚に 狂う 「なぁ、蜜」 「……ハァ」 小さく息を漏らした彼女に 休む事なく慈しみながら オレは尋ねた
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1844人が本棚に入れています
本棚に追加