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持ち上げて
もう、既に届きそうなオレを
蜜に突き刺して
そして、抱き締める
「結構、ショックで」
「は、い……」
「ヤバい」
「……ア」
感覚が
敏感で
何時もと、チガウ
「昨日も」
「……ん」
「立ち直れなかった」
あぁ、そうだった
そうだ
立ち直れなかった
記憶の回路が
眠りから醒めていく
スーッと
目の前にかかった靄(モヤ)が
白く
散り散りになって
替わりに、蜜の首筋に鈍く光る紅い星達が
存在を主張した
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