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身体を這う唇と、その中身
彼女を昂らせるのは
容易な事で
こうしているだけのオレでさえ
飛びそうになる
「ん、やぁっ!」
長い指が締め付けられて
飲み込もうとする力は
どんどん強くなる一方
「ひ、あっ」
その度に抜け出して
また、繰り返して
「……せ、んせ、……」
「なに」
「も、やだ……」
「なにが」
「ゆる、して……」
トロケルように香る甘さに誘われるように
切望する彼女の片足を持ち上げ
その瞬間を凝視する
途端に巻き付いてくる蜜に
「望みどーりダナ、思う存分どーぞ……」
これから襲う
数えきれないくらいの荒い波を
夕べの記憶と重ねたであろう蜜
「オレの愛の度合いは、やべーぞ」
ペロリと唇を舐めたのを合図に
また、深く深く突き立てた
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