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もう
これ以上デキナイと
首を振る蜜に
何度も何度も極限を越えさせて
やっと解放した時には既に太陽は一番高いところで強く光を放っていた
息も絶え絶え
重力に捕らわれた身体がダラリと沈んで
呼吸を含め、全ての運動が億劫
こんなに飽きずに抱く事が出来るモノ
なのか……
そう、思う事もしばしば
オレ以上に蝕まれている蜜は
色と艶の塊で
放たれる香りは
熱く、強く、
尚も正気をもぎ取ろうとする
だけど
こうしちゃいられない
確かめに行かなければならなくて
オレは
身体を起こした
「待ってて」
手の甲で頬を撫で
横たわる彼女のこめかみに唇を付けた
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