第1章

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出会いは大学1年の春。 高校でサッカーをやっていた俺は、特に悩むことなく、フットサルサークルに入った。 なんでかって? フットサルなら、屋内でできるし、サークルなら、そこまでガツガツしてないだろうから。 かなりゆるいサークルだった。 一応、週に2回集まって、練習していたけど、出てもいいし、出ないでもいい。 月に一度くらいは試合をしていたけど、サークルの人数が多かったから、行かなくても問題はなかった。 たしか、新歓コンパには、50人くらいは来ていた気がする。 俺も正直、サークルメンバーが何人いるのか、全く把握してなかった。 とはいえ、入ったばかりの頃の俺は、かなりの頻度で出席していた気がする。 出れば楽しいし、汗を流すのは気持ちがいい。 それに俺は経験者ってことで、かなり重宝されていた。
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