プロローグ

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「ちょ…間に合わないかも…!!」 そう言いつつ、パンを片手に通学路を全力で走っている私 中学生だったらこの時間でも寝てても間に合うんだけどなー…とか考えちゃったけど私は今日から高校生なんで!!! 花の!!! 「ユイは…全くダメダメだね…声に出ちゃってるし…」 とこんな事を言ってくるのは隣を走っているのは従兄弟の小宮 ケイ ケイは一つ上で二年生、つまり先輩ってわけだ 外見は従姉妹の私からみても…まぁいいほうだ…こんなこといったら調子のるから言わないけど… そして、今日は入学式なの! 全寮制だからなかなかうちに帰れないのは寂しいけどね 一年毎に成績優秀者だけ少しの期間うちに戻ることができるらしい 「あと、五分で遅刻だよ」 ケイの一言で我にかえる 「初日から遅刻は大変だよ?問題のある生徒は先生がつくことになってるんだ」 とケイが続けて言った
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