第1章

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話しかけて来たのは、亀の着ぐるみを着た人だった 「驚かせて悪かったね」 私達の前に麦茶を出して言った人は、このサークルの副部長だった 「副部長の佐伯 健太です。よろしくね」 ちょうど良く日焼けした肌、サラサラと風に靡く髪 いわゆる、イケメンだ 「あの、健太先輩は海亀なんですか?」 「ちょっ!美優何言ってんのよ」 「あははははっ、君達mermaid princessって話し知ってるだろう?」 佐伯先輩がニッコリ笑って言った 美優は既に眼がハートだ 「人魚姫ですよね?」 「そう、今mermaid princessの解読をしているんだ」 確か、人魚姫が人間に恋をして叶わずに泡になって消える話し……
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