第1章

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最後に入って来たのは茶髪で耳にピアスをした人だった 何か〔おとぎ話研究会〕に居る感じじゃない人 私が黙っていると 「一条 漣だ、見た目チャライけどよろしくな」 「「はぁ」」 私達は半ば強引に入部させられた 〔おとぎ話研究会〕 部長 文学部2年石川 涼介(イシカワ リョウスケ) 副部長教育学部3年 佐伯 健太(サエキ ケンタ) 文学部3年藤堂 めぐみ(トウドウ メグミ) 文学部2年三谷 明日香(ミタニ アスカ) 教育学部2年一条漣(イチジョウレン) 以上と私達だ 「明後日の再現には君達にも行ってもらうけど大丈夫?」 「え?」 「はい!もちろんです!」 ちょっと美優! 私は気付かれないように美優のお尻を抓った 「それじゃあ、家の人にちゃんと許可をもらう事」 プリントを渡され私達は部室を出た 「一週間も?」 「ちょうど良いじゃん、夏休みに入るしさ」 「まぁ夏休みに入るから一週間なんだろうけど…」 私と美優は学食に向かいながら話していた 「ねぇ、ちとせ午後の講義無かったよね」 「うん、お昼作るの面倒だし食べてっちゃうけどね」 「ならさ、午後買い物行こうよ、大丈夫お金の心配いらないから」 美優の言葉にチクリと胸が痛んだ
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