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シン「俺まで…」
ワンタロー「…またやられたし…」
柚梨「大丈夫ですか?」
シン「……泣きそう…」
ワンタロー「俺も…」
ルン「やっと戻ったのかぁ?」
ぐったりとする2人に柚梨は心配していると、背後からルンの声が聞こえてきた。
シャッポ「いらっしゃい♪」
柚梨「あ、今日わ」
ルン「何か随分面白そうな事になってるなぁ♪」
ダキシ「面白く無いわ!!」
愉快そうに笑うルンに苛立ちを感じたのか、ダキシは掴み掛かった。
ルン「まぁまぁ♪アキがした事にいちいち怒ってたら疲れるだけだぞ?
それよりも、今日から暫く此方で過ごすんだろ?部屋の準備は出来てるからさっさと荷物置いてこいよ♪夜は歓迎の宴をするしな♪」
柚梨「えっ!? あ、有難うございます。お世話になります」
ワンタロー&シンタロー「お世話になります」
ダキシ「まぁ、楽しんで行ってくれ」
何だかんだと、船にやって来た3人。
出だしから大変な目に遭っては居るが、今年の夏休みは楽しくなりそうな予感に心を踊らせる3人。急いで荷物を持ち直すと用意された部屋に向かった。
柚梨「私はこの部屋ですか?」
アイフリード「そうよぉ♪ルカさ~ん、入って良いかしらぁ?」
ルカ「あ、はい。お待ちしてましたよ?」
扉の前に行くと、中からルカが現れ柚梨を室内に招き入れた。
室内に行くと、其処は綺麗に整っていて海賊の船とは思えない程女性らしい部屋になっていた。
アイフリード「今日から暫くうちらと同じ部屋での生活になるから宜しくね♪」
ルカ「何か困った事が有ったら遠慮無く言って下さいね?」
柚梨「えっ!? あ、はい。お世話になります」
中に案内された柚梨が深々と頭を下げると、アイフリードもルカも優しく迎え入れた。
柚梨「あ、あの…シンタローとわんたろーも誰かと同室なんですか?」
ルカ「彼らは確かシンさんの部屋で寝泊まりするって聞きましたよ?」
柚梨「えっ…あの2人がシンさんの部屋に…」
アイフリード「あら?何か有るの?」
柚梨「確かシンさんの部屋にはアキも居ますよね?」
ルカ「はい。アキさんも同じ部屋ですよ?どうかしましたか?」
柚梨「いえ…(わんたろーも居るし大丈夫かな…)」
ルカの言葉に底知れる不安を抱いた柚梨だったが、頭を振り不安を拭った。
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