第1章

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わたしはなぜ生きているのか。 なぜ生きているのだろうか。 なぜ死ねないのだろうか。 わたしはなぜ死のうとしないのだろうか。 わたしはなぜこれまで生きてきたのか。 わたしはなぜこれまで死のうと本気でしなかったのか。 一時は死にたいと強く思っていたが、あれは何だったのだろう。 あれは酔っていたんだろう。 あれは保険だったんだろう。 死にたいと願う自分へ。 これからの生きることを選ぶ自分へ。 そしてわたしは今日も死にたいと思いながら毎日を惰性に生きていく。 残念ながら。 妄想の中では。 夢の中では。 自分は何回か死んでいるけれど。 現実では。 地獄では。 自分は一度も死のうとしたことがない。 そんな自分が嫌だけど、そんな自分に酔っている。 そんな自分がいる。 痛々しく堕落した自分が。
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