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二階にたどり着くとまず目に飛び込んだのが大量の本だった。
本棚にしまい切れていない本達は机の上に置いてあった。
ただ、アンの姿が見えない。
机の上を見ると一枚の封筒のような物があった。
そこに(ロキへ)と丁寧な字で書かれていた。
それを見つけたロキは封筒の中身を開けた。
そこには一週間ではなく、3日で家を引っ越すことになったという事と
猫達の事をお願いする事が書かれていた。
最後にロキ宛に書かれていた文章が記載されていた。
そして、読み終わると同時に封筒の中から一本の羽ペンが転がってきた。
その封筒から転がり出てきたペンの冷たい感触を、夜月明かりの下で握りしめた。
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