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「だって・・・。
清香のせいで准一は・・・!!」
そう言いかけた時、准一はわざと大きな音を立ててビアジョッキをテーブルの上に置いた。
まるで、私がこの先続ける言葉を遮るかのように・・・。
「馬鹿っ!!
ダチの身内の心配すんのは当たり前だろ!?」
その気持ちは有難い。
だけど・・・。
「それと同じくらい、私だって・・・!!」
強めの口調で言い放とうとしたその時、再び別の方向から静止が入る。
「まぁまぁ。
久しぶりの再会なんだし、もっと幸せな話題にしよ?」
気を利かせたのは翔平。
その言葉に続き、彼の口から驚きの事実が明かされる。
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