変わらない面子

6/16
前へ
/36ページ
次へ
「だって・・・。 清香のせいで准一は・・・!!」 そう言いかけた時、准一はわざと大きな音を立ててビアジョッキをテーブルの上に置いた。 まるで、私がこの先続ける言葉を遮るかのように・・・。 「馬鹿っ!! ダチの身内の心配すんのは当たり前だろ!?」 その気持ちは有難い。 だけど・・・。 「それと同じくらい、私だって・・・!!」 強めの口調で言い放とうとしたその時、再び別の方向から静止が入る。 「まぁまぁ。 久しぶりの再会なんだし、もっと幸せな話題にしよ?」 気を利かせたのは翔平。 その言葉に続き、彼の口から驚きの事実が明かされる。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加