第1章

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ほら転んだ。 痛かったんだろうな。 可哀想に。 あー、お母さんに怒られて。 世の中って厳しいなー。 あ そうそう。 すっかり休日気分でぼうっとしてたけど 今日は勉強をしようと思っていたんだ。 気分は乗らないけど高い受験料払うんだから受からなきゃ勿体ない。 まあ色彩の検定は持ってて損はないだろうし 何より内容が面白いのでやり始めたらすらすらっと頭に入る。 プルルルル… 「はいもしもし」 『あ、塚本だけど衣装お願いしたいんだけど2着。』 「うんわかった。とりあえ ず打ち合わせしたいから明後日19時からどう?」 『おう。じゃあ明後日な』 「うん。資料とか持ってこれるもの持ってきてね」 『ん。ありがとな。』 仕事が入った。 わたしはアルバイトの代わりに友人やその伝で衣装制作をしてる。 安価を売りにしてるからお金にはならないけど服を作って喜んでもらえるのが嬉しい。
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