美しい世界

2/2
前へ
/100ページ
次へ
美しい世界はいつだって 君が教えてくれたもの 君のためにしたことは 君のためになったのだろうか ぼくのためにしたくれたことを 僕はすべて気づいていたのだろうか 可能性なんてないと決めつけて 運命を感じたのもきっと僕1人で もがいてあがいてやっと手に入れたのに 眠る君の横顔 見えないものに阻まれた 僕たちはいつだってそばにいて 誰よりもきっと遠い存在だった だから君は終わりを告げたんだろう こんなもの終わらなければいけないと 僕をおいて1人去って行ったんだろう 向き合うことさえ避けていて 電話越しの声が遠くなる 手を伸ばしていたのは僕1人で 君はそれを遠くから眺めていた 僕はなにも見えないふりをした 置き去りの僕を君はどう思う? 君のせいじゃない誰のせいでもない ただ僕をもう一度もう一度もう一度 すべて夢だったのかな 夢のようだと思ったのは 幸せすぎたからなんだ すべて夢だったのかな
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加