第1章

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Aが見ていた家族は、豆の数が1個多いとか少ない等と言って喧嘩をしていた。 皆お腹が空いていたのである。 「あれ?豆の数で喧嘩してる。 神様に報告かな?」 Aがブツブツと独り言を言っていると、その家族の母親がナイフを持ってきて豆を人数分に切った。 家族は切った豆を仲良く分けて、再び幸せそうに笑う。 「そうか、喧嘩じゃないんだな。」 Aはフーンと言いながら、人間に必要とされない自分達をつまらなく感じた。
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