第三章 『失われた龍』
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「……とても良いタイミングでしてね、明日の午後に南禅寺に呼ばれているんですよ」 アッサリそう言うホームズに、動きが止まった。 「な、なんだよ、行く用事があったのかよ」 そういえば、さっきオーナーが『明日頼むな』と言っていたのは、南禅寺のことだったわけだ。 「ええ、それと、あなたにガイドをするのは別の話ですから」 「いや、そりゃそうかもしんねーけど」
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