第一章 『ホームズさんの謎』

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. 私、真城葵は 祇園祭の夜に、素敵な彼氏ができました。 外見は京都的にいうと『シュッとした』イケメン。 温厚で博識、とても優しいけど、たまに『いけず』な京男子。 そんな彼は並外れた洞察力と鑑定眼を持っていて、それが故に、 『ホームズ』と呼ばれる不思議な人なのです。 「いえ、僕がホームズと呼ばれるのは、苗字が家頭だからですよ」 ……そう、家(ホーム)頭(ズ)。 「って、まだそれを言いますか」
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