第一章 『ホームズさんの謎』

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. 『…………好きや。 心配なんて嘘や。 葵さんが前の男に会って、なんやどうにかなったらと思うといてもたってもおられんかった。 ……そこで改めて自覚してん、 僕は葵さんが好きや』 強く抱き締めながらそう告げてくれたホームズさん。 遠くで聞こえる祭囃子。 目眩がしそうに、強い鼓動。 思い出すたびに、胸がキュウゥと締め付けられて、頬が熱くなる。
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