第五章 『迷いと悟りと』

12/149
21282人が本棚に入れています
本棚に追加
/656ページ
「柳原先生のお宅は、天龍寺近くにありましてね。それは素晴らしい和邸宅なんですよ。柳原先生も名の知れた鑑定士。きっと、各界の有名人が出席されると思いますよ」 「……そうか、しゃーねぇな。それなら参加してやってもいいかな」 「って、僕にお願いしている立場でありながら、どうして上からなんでしょうか?別に来られなくても結構ですよ」 冷ややかに吐き捨てて横を向くホームズさんに、 「あ、いや、ぜひ、お願いいたします。ホームズ禅師」 秋人さんは焦った様子で、拝むように手を合わせた。 相変わらずな二人の様子に、クスクスと笑ってしまう。
/656ページ

最初のコメントを投稿しよう!