第21章
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「すみません。私が目を離さなかったら…」 泣き続ける母親。 「ママ、ママ…」 子供が母親に寄り添う。 俺は子供に目線をあわせて、 「怪我はしてないか?」 見た感じ、かすり傷もない。 「うん。おねぇちゃんが、助けてくれたから」 笑顔で言う。子供には罪もない。 きっと佳奈なら,『よかった』と言うだろう。
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