第4章 転校生がクラスに来ました☆

4/7
184人が本棚に入れています
本棚に追加
/336ページ
あれ?此処は………上の世界か?相変わらず何もない所だ。 『久し振りだな、天狐。』 この声は天照かな。 久『そっちこそ、相変わらずだねぇ。』 天『さて、17年間人間界にいたわけだがどうだ?そろそろ戻るか?』 戻る?戻れるのか。だが……… 久『断る。』 天『ほぉ、最初はあんなに戻せ戻せと嘆いておったのに、成長したな。』 久『そんなんじゃないさ。只、もう少し人間というものを見ていきたいんだ。 人間の考えは面白い。無力なら無力なりに努力する。 我らからすれば有り得ないことだ。無力なら切り捨てられる。 だが人間はそれすら救おうとするんだ。 そこがまた愉快でな。』 天『………なぁ天狐よ。私は後悔しておる。 貴方が居ない上は退屈で仕方ないのだ。 だから、あんなに毛嫌っていたが、実際は愛着があったとようやく気付いたんだ。 でも、戻ってこないなら、私はいつまでもまとう。 楽しんでくるんだぞ?』 久『言われずとも。』 天照は悲しそうに笑って消えていった。 愛着ね。天照ってレズだったのか? …………何か全身に電流が流れたんだけど。 メッチャ痛い……… ここで目が覚めた。 如「あ!久遠起きたのか?!もう昼休みだぞ!飯いこうぜ!」 久「っ痛い!止めて!離してよ!」 なにこの子!握力半端じゃない! すっごく痛い! 骨!骨きしんでるから! 光・篝「「その汚い手を離せぇぇ!」」 ドコォ! モジャモジャ撃沈。
/336ページ

最初のコメントを投稿しよう!