第1章

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そろそろ場の雰囲気は落ち着き、 この店内にいる子供の存在感が少し出始めた頃、 オジサンは煙草にライターで火をつけ、 『よし、あんちゃん、そろそろ出ようか。』 一人のママが心配そうに 『気を付けて帰ってね。』 と、心配そうにいつまでもヒロシとオジサンを見送った。 オジサンは何だかとても寂しそうな背中をしていた。 『よし、乗っけてってやる。家の近くでいいか?』 ヒロシはうなづき、オジサンは走り出し、ヒロシの家の近くのコンビニで降りた。 そのときヒロシは聞き流していたが、歳をとると孤独感が増す、孤独感を対処出来ないようなやつは犯罪をする、俺もそんなもんだと話した。 ヒロシはイジメをオジサンに打ち明けた。 『イジメはいつでもあるんだ。昔からそうだ。』
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