第1章

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朝だ。朝の明るさが嫌だ。イヤなことがあった夜明けはやけに明るかろうが嫌だ。 ヒロシは思った。ずっと眠ってたい。布団からでたくない。 母が部屋にやってきた。 『ひろし、学校に行きなさい。遅れてもいいから』 母の口調は厳しいが、表情は緩やかだった。 ヒロシは布団から出て、身仕度をして、学校に向かった。
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