第1章

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今日もイジメを受けて、学校を出て、夕暮れが何だか、寂しさを照らしている。 麦わら帽子をかぶったおじさんが通っていった。 ヒロシはうつむき、歩いた。 知らないおじさんが、声をかけてきた。 『おぅぃ、あんちゃん。何か嫌なことでもあったのかい?』 ヒロシは、ん?という顔をして。 『おじさん、だぁれ?』と答えていた。 おじさんは答えた。『馬鹿。名前なんかいいんだ。それより何だ。あんちゃんウサ晴らせよ。深刻な表情した子供、見てらんねえよ。』 『よし!楽しい店あんぞ!行くぞ!』 おじさんはヒロシを連れ出して行った。
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