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「にゃん太の名付け親とこんなところで会うなんて驚いたな~」
「あの、陽向さんは…」
「あ、陽向でいいっすよ。俺1年ですし。」
驚いた。
先輩に目をつけられてるって言うくらいだから3年ではないことはわかっていたけど…
自分よりも大人っぽくて、とても年下には見えない。
「じゃあ陽向くん…なんで僕をトイレに連れてきたの?」
「あー…それは…」
目があったから?と、頭をかいて誤魔化すように笑う陽向くん。
「本当言うと、俺こんな見た目だから人とか寄ってこないし、変な噂たてられてるんすよ。俺も話すのとか苦手だからすぐ睨んじゃうし…」
自分の見た目についてはよくわかってるみたいだ。
僕も陽向くんじゃなかったらきっと怖がって近づかなかっただろうしなぁ…
「それで、にゃん太先輩と目が合ったからそのまま無視するのはまずいと思って連れてきたっす。」
つまり、あの視線やらヒソヒソ話があると居心地が悪いから連れてきたと…。
でも腕を引かれたときも注目の的だったよ。僕がパシリなんじゃないかって誰かが言ってたからね。
てか僕の名前にゃん太じゃないし…
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