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「もし俺の高校に来たら不良と同室にして、それから胃袋掴んでその純粋な心で包み込んであげればもうノックアウトだからそのままごーとぅーべっt「お~いじゅんぺー?」…あ。」
学年のアイドル高橋君がヒョコッと隣のクラスから顔を出してこちらの様子を見ている。
「誰と話してるの?俺先に帰っちゃうよ。」
「ごめんごめん!一緒に帰るから待ってて!」
じゅんぺーと呼ばれた男子生徒は慌てて高橋君の方に駆け寄って行った。
やっと解放されホッと息をついた。
「あ、総受け計画がたてられるまでに不良落としといてね!」
高橋君と話していたじゅんぺー君が振り返って僕に言った。高橋君はそれを聞いて「何の話?」とじゅんぺー君に聞いている。
僕はその言葉の意味を考えながら足早に部室へと向かった。
ーガラガラ
部室に入るとふわりと漂う絵の具の匂いと落ち着いた雰囲気。
僕はここが大好きだ。
そう、僕が入っている部活は美術部。
まあ幽霊部員みたいなものだけど。ていうか他の部員はほとんどいないし、いつも来ないけど…
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