第2章

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「いじめてないだろ。仲を深めてるんだよ。」 「えーなんかイケナイ匂いするけど。」 「ばーか、お前はエロ本の見過ぎ。」 エロ本、まさか飛鳥くんの口からそんなものが飛び出してくるとは思わなくてギョッとしていれば陽向くんと目が合ってしまう。 「…兄貴の発言にあす兄引いてるよ」 「え?引いた?ごめん」 「えと、いや…高校生だからそのくらい普通!だよね?」 僕は持っていないけど。 綺麗なお姉さん見たらそりゃドキドキはするけど、まだそういう欲っていうか…まだ体験したことがない。 思い切って姉さんから渡された薄い本を見た日には、ドキドキして頭がパンクしてすぐに本を閉じて、目がクラクラして倒れた。 僕には刺激が強すぎた…… 「そう、普通だから…今から3Pをおっぱじめてもいいのよ?私、見てるから、ね?」 「「「え」」」 どこから湧いて出てきたのか姉さんがヨダレを垂らしながらこちらを見ていて、その場はカオスと化したのだった。
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