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「はい。お世話になっております」
『こないだ、連絡くれた学生さんなんだけど、
まだ履歴書が届かないんだよね。
どこかで不備があったのかなと思って』
「そうなんですか・・。大変申し訳ありません・・。
急いでお調べして、折り返し連絡致します。
学生の名前は・・」
『あぁ。こっちの資料だと、「後藤類」さんって。
まぁもう少し待つから。
また連絡してください』
ル・・ルイくん・・・！？
「は、はい。申し訳ありません。
すぐに連絡させますので・・。
どうぞよろしくお願いします」
電話相手に見えていないと知りながら、
机に頭がつきそうなくらい深々と頭を下げ、電話を切った。
そうだった・・・。
あの日、ルイくんは、就活相談をちゃんと受けて、
企業にアポを取ったんだ。
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