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「いーの?それで?」
意外そうにルイくんが、じっとこっちを伺う。
「うん。全然いいよ。ルイくんは大丈夫?」
「あぁ。俺も、普通に学校だし・・」
ふぅっと息を吐き出し、
ルイくんの目がほんの少し細くなって
表情を緩めて呟いた。
「良かった・・」
「ん?」
なにが・・?
よくわからなくて、首をかしげた。
「イヤ・・
クリスマスって正直メンドーだなって思ってたから。
一緒にいたいのは、いつもなのに、クリスマスってだけで特別なことしなきゃいけないような、強迫感があってさぁ。
だけど、
莉子さんは・・
大人だし・・。
そういうの・・
やっぱ普通にこなしたほうがいいんだろうなとか・・」
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