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「わ・・私は・・・。
莉子の学生時代の友人で・・桜井美波。
聞いたことない・・?
あっ、お正月も莉子は、うちに泊まっていったんだけど・・」
「・・・・」
鋭い目で、じーっと私の顔を伺ってから、
ポツリと言った。
「あんたがミナミ・・?」
良かった。
少しは私のことを
彼に話していてくれたんだ・・。
少しホッとして、頷いた。
「まじで?すごい偶然だな・・!」
向かいに座ったままの中嶋くんが、驚きの声をあげるけど、
私は、ルイくんから目が離せずに、ゆっくり立ち上がった。
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