真実 (後藤 類 side) (3 )

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「莉子が自分で決めたことなら・・ ・・・・・・ ・・・・・・ 莉子をちゃんと幸せにしてあげて。 もし・・」 女は何か言い始めたけど、 頭に入ってきたのは 『莉子をちゃんと幸せにしてあげて』 その言葉だけ。 俺が、幸せにできるのかよ。 莉子さんは俺が頼りにならないから、 去っていったんだろ・・? だけど・・。 莉子さんのお腹の子が俺の子である以上・・。 このままで、良いわけは、ない。 莉子さんと、話を・・。 俺は、いてもたってもいられず、 その場を離れた。 一瞬ここがどこかわからなくなるくらい、 頭に血が上ってる。 とりあえず、上着、財布・・。 あぁラーメン代も。
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