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「莉子が自分で決めたことなら・・
・・・・・・
・・・・・・
莉子をちゃんと幸せにしてあげて。
もし・・」
女は何か言い始めたけど、
頭に入ってきたのは
『莉子をちゃんと幸せにしてあげて』
その言葉だけ。
俺が、幸せにできるのかよ。
莉子さんは俺が頼りにならないから、
去っていったんだろ・・?
だけど・・。
莉子さんのお腹の子が俺の子である以上・・。
このままで、良いわけは、ない。
莉子さんと、話を・・。
俺は、いてもたってもいられず、
その場を離れた。
一瞬ここがどこかわからなくなるくらい、
頭に血が上ってる。
とりあえず、上着、財布・・。
あぁラーメン代も。
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