真実 (後藤 類 side) (3 )

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急いで来たせいもあるけど、 胸の鼓動が、すげぇ速くて・・。 息苦しい。 大きく深呼吸を一回して 気持ちを落ちつけてから、 インターフォンに手をかけ、 ゆっくりとボタンを押した。 『ピーンポーン』とチャイムが 静かな空間に鳴り響く。 「・・・・・・。」 中から、何の物音もしない・・。 もう一度・・。 『ピーンポーン』 となったチャイムは再び、 何の反応もないまま消えていった。
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