真実 (後藤 類 side) (3 )

8/8
前へ
/38ページ
次へ
はぁ・・・。 張っていた気が、一気に抜けて、 玄関の前に座り込んだ。 やっぱ、いねぇのか・・。 時計はすでに10時近くを指している。 思わず空を見上げてしまう。 空気が澄んでいて、 街頭の明かりがまぶしいくらい光っていても、 星がいくつか、輝いているのが見えた。 俺は、どうしたら・・。 『月曜までには帰ってくる』 って さっきミナミは言ってたな。 今日は、まだ金曜か。 とりあえず、 もう少し・・。 このまま、ここで、待ってるか・・。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

887人が本棚に入れています
本棚に追加