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思わず、ハッと息を飲む。
やっぱり、
ルイくんは、知ってしまったんだ・・。
そして、
ものすごく
怒ってる・・。
ジーっと見下ろされる視線が痛くて
私はうつむきながら言った。
「・・ごめんなさい・・。
言えなくて・・」
「・・・・・」
ルイくんは美波から何を聞いたのだろう。
私が妊娠しているという事実だけ・・?
どちらにしても、
ルイくんに知られてしまった以上、ルイくんの意見も無視できない。
確かにこれは、
私だけの問題じゃないよね。
「だけど・・。
ルイくんには、迷惑はかけないから、私一人でも、ちゃんと育てるから。
だから・・。
・・・どうしても
産みたいの」
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