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「そうなんだ。
今日はあの笑顔に癒されないのは残念だけど・・・。
ご両親とはうまくいってそうで良かった」
「うん。さくらのおかげでね。
すごく可愛がってくれるから」
「莉子こそ。
今日は、無理しちゃダメだからね。
つわりは、ひどくないの・・？」
「今回も、そんなにひどくなくて助かってるよ。
それより、仕事辞めてから太っちゃったから、
食事制限しなくっちゃ」
それにしても・・。
今日の美波は、
すごく・・きれい・・。
「本当にステキ・・」
美波の今までの苦労を思うと、
この姿を見ただけで、涙が浮かんでくる。
「もう。莉子ってば・・。
メイク崩れるから、
泣かないって決めてるの。
だから、泣かせないでよ」
美波は、手に持っていたハンカチで、目尻を抑えた。
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