プロローグ

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その日。初めて彼女を見た。 桜の花が舞う季節だった。 鳥の名前を持つ彼女は 同じく、鳥の名前を持つ彼の隣に立ち まだ、あどけなさの残る表情で 俺に笑いかけた。 『可愛い』 と、褒め言葉が頭の中に浮かぶ前に 「……」 無言の彼に威嚇される。
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