雲雀

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「ワインならあるけど。つーか、空けちゃったの?それ」 「ごちそうさまでした」 「どういたしまして。じゃ、寝る?そこまで飲んだら満足でしょ」 「うん、寝る。鷹臣くんと」 「それは無理」 ヘラヘラしながら両手を伸ばしたつぐみ。笑顔の鷹臣にブニュッとアヒル口にされ、あえなく撃沈。 「んにゅっ」 「はははっ。つぐみちゃん変な顔」 同情したくはないけれど、相手にされない妹の恋心は、さすがに不憫に思えた。
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