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つぐみちゃんをひとりリビングに残し、ひばりの部屋に入ると、意識のない重たい身体をベッドに放り投げ、足元にあった掛け布団を被せた。 酔っ払ったひばりは一度寝たら何をしても朝まで起きない。 だから、ちょっとくらい乱暴に扱っても心配はない。 ふぅ。と軽く息を吐くと、押入れから薄い毛布を取り出し、ひばりが寝ているベッドにポイッと投げた。 規則正しい寝息を背中で聞きながら部屋を出る。 「鷹臣くん遅いよー」 リビングに足を踏み入れた途端、クラッカーにチーズやらハムやらを乗せながらカナッペを作るつぐみちゃんに叱られた。 「ごめんね。ひばり重くてさ」 先ほど座っていたつぐみちゃんの正面から場所を変わり、ひばりの定位置に腰を下ろす。 つぐみちゃんの左手が近くなった。
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